
整備・改造の記録
Modify > ATOTO A6取付
テツ夫にはもともとADDZESTのナビがついていたのですが、
夏はタッチパネルが効かず、冬はハードディスクか何かの回転体から異音、
そもそも地図が古すぎてナビとして使用していないなどなど、なかなかの骨董品状態。
それでも『GPSとか配線し直すのは嫌だなぁ…』と思いつつ放置して早3年、
たまたま先日何も予定のない3連休がGetできたので、一念発起して交換することにしました。
で、交換するユニットは何かというと、表題のATOTO A6にしました。
(ちなみにATOTOはアトト…と読むらしいです。ASUSUはエイス―ス…ややこしぃ。)
このATOTO A6、巷で話題?の舶来品のAndroidナビで、ハードディスクもDVDもついておらず、
肝心のナビソフトもGoogleナビなどのアプリ頼みなので、
乱暴に言ってしまうと、スマホ(タブレット?)を車のインパネに収まるようにしました…という商品になります。
え、じゃぁスマホで良いじゃん…という考えもありますが、その辺は後半で綴るとして、
構成がシンプルな分お値段もシンプルで、自分が購入した商品(A6Y2710SB 1G+16G)は低スペックモデルということもあり、
価格は「17,999 - 1,300(割引チケット) = \16,699-」でした。
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届いた商品の内容物としてはこんな感じ。
Wi-Fiアンテナ、メインハーネス、USBケーブル、GPSアンテナ、取付フレーム、本体…と、
低スペックモデルということもあって、必要最低限といった感じです。
さて、前置きが長くなりましたが、取り付けの話から。
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本日でお役御免のADDZESTナビ。
収まり具合としては、エアコンパネルのシルバーとマッチして好きだったのですけどねぇ。。。
名残惜しいですが、以下の手順で取り外します。
あ、一応月並みですが配線が終わるまではバッテリーを外しておいた方が安全です。
①ダッシュボード上部のパネルに隠れているネジ2本を外す。
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②エアコンダクトを手前に引いて取り外し。
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③エアコンパネル上部のボルト2本を外す。
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④オーディオパネルは四隅が爪で止まっているだけなので、その部分を手前に引いて取り外し。
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⑤オーディオパネルを外すと見える、下部のボルト2本を外す。
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⑥エアコンパネル&オーディオを手前に引いて配線一式を取り外し。(エアコンパネルのカプラが硬くて泣きそうになる。)
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⑦エアコンパネル&オーディオ左右の取付プレートのネジを外す。
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はい、これでオーディオユニットが取り外せました。
慣れると簡単なんですが、初めてだとなかなか手間取りますね。
で、お次は配線なのですが、いきなり事前調査で情報の無かった謎のプラグ×4が出てきて狼狽。
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『え…なにこれスピーカ?全然形状違うんだけど…(汗)』
と変な汗をかきましたが、スマホでGoogle先生に聞いてみたところ、何のことはないTVチューナのアンテナ線でした…(苦笑)
ステレオプラグが4本だったので、スピーカかと勘違いして焦りました…ネット情報社会すばらしぃ。
あと、運転席側からも謎の配線が2本出ていたのですが、こちらも今回は使わない配線と思われたので、絶縁処理だけしておきました。
さて、気を取り直して配線再開、ATOTO A6も上位モデルやオプションではカプラ―オンできるハーネスがあるのですが、
自分はその辺をケチったので、付属のバラ線ハーネスをギボシ加工する必要があります。
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とは言え、車体側の純正ハーネスをギボシ加工するのはナンセンスなので、
オートバックスなどのオーディオコーナーに並んでいる配線コードキットを使い、
純正ハーネス(カプラ) ⇔ (カプラ)配線コードキット(バラ線) ⇔ (バラ線)ATOTO A6ハーネス(カプラ)
といった流れで配線します。
こうすれば純正ハーネスを加工せずに済むので、安心簡単です。
自分の場合は、取り外したADDZESTナビもこのキットが使われていたので、そのまま流用しました。
ギボシ加工は意外と面倒なので必要な信号のみして、使わないバックモニタやステアリングリモコンなどは絶縁テープだけ巻いておきます。
(ギボシはキット側のオスメスを確認しながら、ボディ接触でショートしないよう、基本は出力側をメス、入力側をオスで取り付けます。)
続いて、ATOTO A6はメインハーネス以外に、Wi-Fiアンテナ、GPSアンテナ、USBケーブルも接続する必要があるので、
そちらも車内を取回して配線します。
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Wi-FiとGPSのアンテナは、グローブボックス裏からピラー根元に配線を通して、助手席側のダッシュボードに取り付けました。
グローブボックスは下側のプラピン2本で止まっているだけで、ピラーパネルは爪で止まっているだけなので、
配線時は外したほうが楽だと思います。
ただ、ウチのテツ夫みたいに古い車だと樹脂パーツは経年劣化で割れてしまう可能性もあるので、ソフトタッチで外しましょう。
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残りのUSBケーブルは、グローブボックスへ通すのがスタンダードなようですが、ウチのテツ夫にはダッシュボードの小物入れの奥に、使ってくれと言わんばかりの謎の穴が開いていたので、そこを通しました。
あと、購入品にマイクは付属していなかったのですが、ADDZESTナビで使っていたプラグがそのまま刺さったので流用しました。
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配線が一通り終わったら、バッテリーを接続してWi-Fi、GPS、USB、マイク、ラジオ、各スピーカなどが正常に動作している事を確認します。
ここでサボると全て終わった後に泣きを見ることになるので、しっかり確認しておきます。
動作確認が一通り終わったら、あとは逆の手順で車両に取り付けていくだけです。
アルテッツァは配線のスペースが少ないので、ストレスがかからないように気を付けて…。
あと、エアコンパネルの接続を戻すのもお忘れなく。
さて、一通り元に戻したところで、問題点が2つ発生。
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①オーディオパネルがはまらない。
前情報から予想はしていましたが、パネルがATOTO A6のフレームと干渉して閉まりませんでした。
どうも、ATOTO A6は標準より取付位置が2ミリ程上で、ネット上でも色々な人が苦労していました。
ウチのテツ夫もそれに漏れること無い結果となりましたが、取付プレートの穴をドリルで拡張したり、パネルをナイフで削るなどして何とか収まりました。
(この調整が取付作業で一番時間がかかりました。。)
②APEXiメータ沈黙
取付時に絶縁した謎の配線2本の正体が、メータの電源とイルミでした…。
メータの配線はサボって納車時に車屋さんにお願いしたので、気がつきませんでした。
取付作業を全て終えた後のテスト走行中に、メータが動いていないことに気がつき、泣く泣く一から作業をやり直しました(泣)
さて、問題も何とか解決して取付が終わったので、ようやく使ってみた感想です。
<良点>
・Android OSなのでアプリがGoogle Playストアから選び放題、入れ放題。もちろんYouTubeやAmazonプライムも楽しめる。
・ナビソフトがGoogleやYahoo!なので地図情報は常時最新。
・USB、Bluetooth、Wi-Fiなど接続方法が色々あるのでデータの共有が楽。
・オプションでバックモニタやドラレコも接続可能。
・アップデートが意外に活発なので後々も改善が期待できる。
<悪点>
・何をするにもWi-Fi接続が必要なので、通信料が大変。
・高速起動のために常時電源を使用しているのでバッテリー上がりが心配。
・物理スイッチ付きモデルはフレームが邪魔でタッチパネルの隅が操作しづらい。
・スペックは高くないため動作に若干モッサリ感がある。
・アカウント設定するとスマホを車内に放置するようなものなので、セキュリティ的に不安。(アップデートで画面ロックが追加されたので改善。)
ざっと思い当たるのはこんなところでしょうか。
スマホで良いじゃん…と思うところもありますが、
逆にスマホ並に無限の使い方ができて、スマホのようにわざわざ電源を繋いでホルダーにセットする必要もないので、
自分としては思いのほか満足しています。
また、OBD2やタイヤの空気圧のモニタなども、オプションでできるようなので、この先の拡張性も期待できそうです。
あと気になるのは耐久性ですが…まずは来年の夏が越えられるかですね。